暑中見舞いはいつ送ればよいのか、毎年悩む人も多いと思います。
暑中見舞いを送る時期にはいくつか説があるのですが、結論を言うと、7月下旬~8月上旬。遅くとも立秋(8月7日頃)までには相手に届くようにしましょう。
立秋以降になるなら、『暑中見舞い』ではなく『残暑見舞い』として出すのがマナーです。
一般的に暑中見舞いはいつ送るとされているのか?
暑中見舞いのハガキを送る時期として、 「いつ出せばいいのか?」ということですが、 これにはいくつかの説があります。
- 夏の土用(立秋前、約18日)~立秋の前日(8月7日)
- うなぎでおなじみの『土用の丑の日』の土用。土用や立秋などは年によって違いますが、2024年は7月19日~8月6日です。
- 小暑(7月7日)~立秋の前日(8月7日)
- 梅雨明け~立秋の前日(8月7日)
以上3つが一般的に定められています。
“8月7日まで”というのは変わりませんが、 “いつから”出すのかというのが変わってきます。
また“残暑見舞い”については明確に時期が決められており、
立秋以降(8月8日)~8月31日
つまり、立秋を超えると“残暑見舞い”になり、 遅くても8月中に送るのがマナーです。
結局いつ送ればいいのか?
結局いつ出せばいいのかという話です。
そもそも暑中見舞いの意味合いをご存知ですか?
『1年で最も暑い時期に送ることで、 相手の安否、健康を気にかける慣習』です。
なので、「最も暑いと思われる時期」に送るのがいいでしょう。
そして日本(北半球)において一年で最も暑い時期というのが、7月下旬~8月上旬なのです。
しかし、暑中見舞いの時期がいくつかの説があることからわかるように、 明確に「いつから」ということが決まっているわけでもありませんし、 相手もそんなにうるさくはないでしょう。
なので、よっぽど時期がずれたりしない限り、 あなたが“マナー違反”、“モラル・常識がない”などと思われることはありません。
あとがき
以上、暑中見舞いを出す時期についての時期でした。
まとめますと、7月下旬~8月上旬、遅くとも立秋(8月7日頃)までには相手に届くようにしましょう。
しかしそこまで神経質になることもありません。
大事なのは、 どんな内容のものを送るかということでしょう。
ちなみに暑中見舞いのはがきの作成方法についても詳しく解説しているので、ぜひ御覧ください。
『暑中見舞いの文章の基本的な構成』、『文章の例文』、『はがきの無料テンプレート』などについての記事も用意しているので是非ご覧下さい。
暑中見舞いに関する記事の一覧です。
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- 暑中見舞いはがきの作成法比較
- 暑中見舞いのはがきイラストテンプレート
- 暑中見舞いの書き方、文章の構成
- 暑中見舞いの例文【一般】
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- 残暑見舞いの例文
- 暑中見舞いの返事
以下、お中元に関する記事です。
「夏至(6月21日頃)が一番日照時間が長くなるから、気温も高くなるのでは?」と思う人もいるかもしれません。
確かに、北半球で最も日照時間が長くなり、南中高度(太陽が最も高い位置に来た時の地平線からの角度)が高くなるのは夏至の日です。
北半球に与えられる太陽からの熱エネルギーが最も大きくなります。
しかし、太陽からの熱がすぐに地球の気温に反映されるわけではありません。
約1ヶ月ほどの時間差が生じるのです。
例えば、水を入れた鍋を強火で熱したら水の温度は上昇していきますが、弱火に変えた瞬間温度が下がるなんてことはありません。
地球の気温もこれと同様です。
ちなみに最低気温も同様。冬至の約1ヶ月後くらいが北半球で最も寒くなるのです。