残暑見舞いの文章における書き方のポイント&例文【個人・会社宛て】

残暑見舞いの文章の書き方のポイントや例文をご紹介します。

残暑見舞いは失礼のないよう書こうと思うと難しく感じるかもしれませんが、文章の構成を意識すると意外と簡単に書けるものです。

一般的な例文、上司宛て、恩師宛て、ビジネス用など、色々紹介していきますので、是非これを参考にしてもらえたらなと思います。

残暑見舞いの書き方のポイント

基本的に、残暑見舞いは暑中見舞いの時のポイントとほぼ同じで、
以下のような構成にするのが一般的で自然な流れになります。

  1. 残暑お見舞い申し上げます。
  2. 時候の挨拶(相手を気遣う言葉)
  3. 自身の近況報告
  4. 結びの言葉(相手を気遣う言葉)
  5. 日付

では、次に残暑見舞いの例文をご紹介します。

これらの構成を意識しつつ参考にしていって下さい。

残暑見舞いの例文

一般的な例文①

残暑お見舞い申し上げます。

立秋とはいえ、連日の猛暑にいささか参っておりますが、皆様はいかがお過ごしでしょうか。

本当の秋が待ち遠しい今日この頃、私どもは蓼科へ出かける予定です。
しばし涼風に憩えることを今から楽しみにしております。
来年はご一緒できるといいですね。

残暑厳しき折、どうぞご自愛くださいますようお願い申し上げます。

平成●●年 盛夏

一般的な例文②

残暑お見舞い申し上げます。

朝夕には秋風が感じられるようになってまいりました。
皆様お変わりなくお過ごしのことと存じます。

昨年はお会いできませんでしたので、紅葉の頃にぜひ京都へお越しください。
今年は鮮やかな色づきが期待できそうです。

しばらくは暑さも続くようですが、お体を大切にお過ごし下さいませ。

平成●●年 盛夏

上司への例文

残暑お見舞い申し上げます。

このところ猛暑が続いておりますが、お元気でお過ごしのことと拝察申し上げます。

わが家は、これから遅めの夏休みを取り、両親共ども北海道を巡る旅をする予定です。
束の間の親孝行ですが、リフレッシュして帰ってきましたら、今まで以上に仕事に邁進する所存です。

この暑さもまだ続く気配、くれぐれもご自愛くださいますようお願い申し上げます。

平成●●年 盛夏

恩師への例文

残暑お見舞い申し上げます。
立秋とは名ばかりで、連日の厳しい暑さが続きますが、先生におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。

最近はよく故郷の海と山を懐かしく思い出します。
しばらく帰っていないので、今年こそは休暇を利用して帰省するつもりです。
先生ともゆっくりお会いできればと思っております。
その節はまたご連絡いたしますので、よろしくお願いいたします。

まだしばらくは暑さも続くようですが、お体大切にお過ごし下さいますようお祈りしております。

平成●●年 盛夏

お中元のお礼を兼ねての例文

残暑お見舞い申し上げます。

毎日暑い日が続いておりますが、お変わりなくお過ごしでしょうか?
このたびはご丁寧なお心づかいをいただき、本当にありがとうございました。
普段はなかなか口にすることができない高級フルーツに家族全員大喜びです。
奥様にもくれぐれも宜しくお伝えください。

まだしばらくは厳しい暑さが続きますが体調にはくれぐれもお気をつけ下さいませ。

平成●●年 盛夏

ビジネス用例文①

残暑お見舞い申し上げます。

まだまだ残暑厳しき折ですが、貴社ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
毎々格別のお引き立てを賜わり厚くお礼申し上げます。

日頃の感謝のしるしとしまして心ばかりの品を別送いたしました。
お気に召していただければ幸いです。
今後とも一層のご愛顧を賜わりたく謹んでお願い申し上げます。

平成●●年 盛夏

ビジネス用例文②

残暑お見舞い申し上げます。

残暑厳しき折ですが、貴社ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
毎々格別のお引き立てを賜わり厚くお礼申し上げます。
さて、誠に勝手ながら当社では、以下の期間を夏期休暇とさせていただきます。
ご迷惑をおかけしますが、何卒ご配慮の程宜しくお願い申し上げます。

夏期休暇:Ο月Ο日(Ο)~Ο月Ο日(Ο)

平成●●年 盛夏

あとがき

以上、残暑見舞いの文章について、ポイントと例文をご紹介しました。

個人的に残暑見舞いのはがきを出す場合は、
今回紹介した例文を参考にあなたらしい文章を付け加えるといいでしょう。

一方ビジネス用については、
残暑見舞いと言ってもビジネスの場面で送るので、
上記のようにほぼ定型の文章を使っても問題はありません。

営業マンが顧客に出す残暑見舞いの場合は、
もう少し親しい文面でもよいかもしれませんが、
あくまでビジネス文章なので、あまり馴れ馴れしくならないように注意が必要です。

また、暑中見舞いや残暑見舞いについてはこの他にも役立つ記事を書いているので、
是非ご覧ください。