暑中見舞いに送るはがきについて、お話します。
暑中見舞いは、いざ出そうと思っても毎年どのように書けばいいのか悩むものです。
しかし、暑中見舞いの文章はは大体が同じような構成で書かれています。
今回一つの暑中見舞いのはがきの例を挙げて、その構成について考えていきます。
是非この記事を読んで、相手に失礼のないようなはがきを送りましょう。
このサイトでは暑中見舞いに関して、多数の記事があります。
暑中見舞いの書き方
まず、いくつか気を付けないといけないと事があります。
■頭語・結語は不要
頭語は、「こんにちは」などの言葉、
結語は、「さようなら」などの言葉
一般的なもので、『拝啓~敬具』など。
暑中見舞いではこの、頭語・結語は不要です。
■暑中見舞いの書き方・構成
暑中見舞いの文章で、一般的な構成をお教えします。
- 「暑中お見舞い申し上げます。」
初めはこの挨拶から入ります。
ほかの文字よりも大きく書くことで見栄えが良くなります。 - 時候の挨拶(相手を気遣う言葉)
はがきを出す時期、(7月初め~8月初め)にあった、
相手が住んでいる場所の状況にふさわしい挨拶をしましょう。
同時にそれを絡めて相手の安否を気遣う文章がよく使われます。暑中見舞いの場合、『梅雨明け・暑さ』などについて述べ、
それに関して相手の健康等を絡めます。例)梅雨も明け、暑さの厳しい日々が続きますが、お変わりなく過ごしでしょうか。
- 自身の近況報告
相手との関係に合わせて、内容を書きましょう。
具体的な内容ほど相手にとっては嬉しいでしょうが、
相手が目上の場合、当たり障りのない文の方が適していることもあるでしょう。例)当地は冷夏のため、今年は家族一同元気に過ごしております。
- 結びの言葉(相手を気遣う言葉)
結びの言葉というのは、その文章の主旨・要点を述べるのが一般的なので、
一番言いたい事、『相手への気遣い・感謝』で締めくくるのがいいでしょう。例)まだまだ暑さは続きますので、くれぐれもご自愛ください。
- 日付
慣習では、最後に“夏の最も暑く盛りの時期”という意味の「盛夏」を用いて、
『平成●●年 盛夏』と書きます。
以上述べた5つの要素は、最低限必要な要素だと考えてください。
これらに、相手との間柄を考慮した文章を肉付けしていくのがいいでしょう。
あとがき
以上、暑中見舞いの書き方・文章の構成例についての記事でした。
あくまで例です。
マナーは大事ですが、
一番大事なのは相手に対する気持ちです。
あまりにも上記の構成を気にしすぎると、
つまらない暑中見舞いのはがきになってしまいます。
相手にお世話になっているのなら、
最低限の礼儀には気をつけつつ、
自分の言葉をそのまま書くのがいいでしょう。
また、今回の記事を踏まえて、是非暑中見舞いの例文をご覧ください。
⇒暑中見舞いの文章の例文