遅刻は社会人としてしてはいけないミスです。
しかしいろんな事情でどうしても間に合わない……という時もあるものです。
そんな時は始末書を書いて提出しなければなりません。
ここではそんな始末書の書き方や例文をまとめたので、是非参考にして下さい。
遅刻した時の始末書の注意点
まず、始末書を書く際の注意点です。
上司は忙しいのにもかかわらず、
もともと読む必要のない始末書をわざわざ読まなければならないのです。
そのため、わざわざ時間を割かせていることに対しても、
謝罪の気持ちが感じられないといけません。
また、時間をとらせないように、
できるだけ簡潔に要点を突いた書き方をしたいものです。
状況的に遅刻が不可避だったという場面もあると思いますが、
そういう場合には具体的な状況を記し、可能であれば書類なども添付したいものです。
そして、その時大事なのが、
“言い訳がましくならないようにする”ということです。
余計な言い訳を挟むことで、
「あいつは保身的になってる!反省の気持ちが足りない!」
と上司の気分を害してしまいかねません。
客観的に不可避だったことを匂わせつつも、
すべての責任は自分にあるという謙虚な態度を貫きましょう。
遅刻の始末書の基本構成
次に始末書の一般的な構成についてです。
始末書は『謝罪』と『今後の心構え』がポイントとなります。
それを踏まえて、以下の始末書の一般的な構成を頭に入れて下さい。
- 当時の遅刻の「内容」
- なぜ遅刻をしてしまったのかという「原因」
- 遅刻をしてどれほど申し訳なく思っているかという「謝罪の気持ち」
- 今後遅刻しないための現実的な「対策」
1回の遅刻で始末書を求められることはあまりありません。
たいてい常習的になっていて、
口頭で何度も注意と謝罪を繰り返してきたのに改まらないという場合に、
始末書を求められるものです。
ですから、どれほどの期間に何回遅刻を繰り返したのかという客観的な内容を記す必要があるでしょう。
遅刻した時の始末書の例文
平成○○年○○月○○日(書類を作成した日付)
○○部(自分の所属する部署)
部長 △△ △△殿(自分の上長の役職・氏名)
◯◯部○○課 △△ △△ 印○(自分の所属・氏名・押印)
始末書
私は何度も注意を受けたにもかかわらず、平成○年○月から○月に至るまでの○ヶ月間、○回におよぶ始業時間への遅刻を繰り返し、会社ならびに職場のみなさまに対して多大なるご迷惑をおかけいたました。
これはひとえに私の社会人としての自覚と鍛錬が欠けていることに起因しており、弁解の余地はございません。
こうした遅刻により業務に支障をきたすばかりでなく、職場の士気を低下させ、後輩への模範ともならず、深く反省いたしております。
まことに申し訳なく、心からお詫び申し上げます。
今後は自己管理に徹底を期し、早目のスケジュールを心がけて信頼回復すべく誠心誠意邁進していく所存でございます。
また、与えられた業務を遅滞なく全うするよう全力で業務に励むことをお誓いいたします。
なにとぞ寛大な措置を賜りますようお願い申し上げます。
以上
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