交通事故を起こした時の始末書の書き方に関する記事です。
顛末書と始末書の違いを交えたポイント、構成、実際の例文をご紹介します。
是非参考にして下さい。
始末書を書く上でのポイント
始末書は自分の過失から会社に損害を与えた場合に作成するビジネス文書です。
顛末書とは異なり始末書は謝罪の意味合いが強いものとなっています。
しかし、顛末書と同様に言い訳や弁明を長く記載するのではなく、
原因と責任を正確に記載し、反省文・お詫び文を添えると良いでしょう。
始末書を記載する際のポイントは、
“5W1H”を使って簡潔に分かりやすく書くことです。
5W1Hを使うことで読んだ側が明確に交通事故の内容を知りやすくなります。
交通事故のことをきちんと振り返り事実関係をしっかりと整理し、
メモ等に5W1Hの内容を書き出してから作成するとスムーズに記載することができると思います。
弁解したい気持ちは分かりますが始末書はあくまでも自分の過失によるものですので、
責任の所在をうやむやにしたような文章は避け、
しっかりと反省した態度を見せる方が好印象です。
交通事故の始末書を書く場合以下のような構成・内容を盛り込んで書くと分かりやすくなります。
いずれの内容も簡潔に正確に記載することを心掛けましょう。
例文と比べてみてどこがどの内容にあたるかを見比べてみても良いかもしれません。
交通事故始末書の構成
1、交通事故を発生させた人物(who)、日時(when)、場所(where)、内容(what)を記載する
2、 前方不注意、確認不足等の交通事故が発生した原因(why)・停車中や取引先に向かう際といった状況(how)を記載する
3、 交通事故による相手側と自分、車両、物の損害状況を記載する
4、 示談の成立状況などの相手とのやり取り等の現在の状況を記載する
5、交通事故に対する反省の言葉、お詫びの言葉や再発防止の言葉を記載する
交通事故始末書例文
平成〇〇年〇〇月〇〇日
代表取締役社長 〇〇〇〇様
始末書
私は、平成〇〇年〇〇月〇〇日午後〇〇時頃、〇〇県〇〇市〇〇敷地内で社用車による取引先の社用車との接触事故を起こし、同車の運転席ドア部分の一部を破損させました。
今回の事故は取引先の敷地内で車を停車する際、
私が今回の取引の内容について考えており、背後の確認を怠ってしまったため起こったものです。
取引先の社用車には人が乗っていなかったため相手側に身体の損傷はありませんでした。
私の方も減速していたこともあり怪我はなく、双方の車両の損害も軽微でした。
先方車両の修理費用を当方が負担するということで示談が成立しております。
この件に関しまして関係者各位に多大なるご迷惑をおかけしたことを深くお詫び申し上げます。
今後、このようなことがないよう運転中は他のことを考えず、運転に集中したいと思います。
〇〇事業部〇〇部
〇〇〇〇 印
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