中学校の卒業式での卒業生代表あいさつ(答辞)の例文やポイントに関する記事です。
卒業式で答辞を読むことになると誰しも悩むものです。
そこで、中学校の卒業式で答辞を話す場合のポイントや構成要素、注意点、そして例文をまとめてみました。
是非参考にしてみてください。
中学校卒業式の答辞とは
まず、実際に答辞の文章を考える前に、
答辞の意味について今一度振り返ってみましょう。
中学校卒業式の答辞とは、
卒業式での保護者の祝辞、在校生の送辞などに対して感謝の気持ちをもって答えることばです。
つまり、先生や後輩の生徒たちの祝福の気持ちや激励の気持ちに対して、
返答するのが答辞ということになります。
小学校を卒業した時はかなり大勢の同級生が同じ中学校に進学したことでしょう。
しかし、中学校を卒業して高校へ進学する時は違います。
学区内のさまざまな高校へと散らばっていくため、
お別れの要素が強くなるのです。
中学校卒業式の答辞の注意点
続いて、答辞の注意点について説明してきます。
まず、答辞は前もって原稿を作り、
先生や父兄に添削してもらうのが肝心です。
話すのが得意であったとしても、
こうした式典に似つかわしい表現や言葉使いというものもあります。
自分流に固執してはいけません。
また、文章全体の長さも長過ぎないようにしましょう。
大人に一歩近づいた卒業生として、
大人らしくも、また謙虚な気持ちで控えめにするのがいいでしょう。
中学校卒業式の答辞の基本構成
次に、答辞の構成について見ていきましょう。
答辞は以下のように構成されるのが一般的です。
- 簡単な挨拶と卒業式の出席者への感謝の言葉
- 保護者の祝辞や在校生の送辞に対する感謝
- 在学中における思い出
- 先生や親、友人などへの感謝の気持ち
- 今後の決意
- 今後も引き続き指導のお願い
中心となるのはお世話になったみなさまへの「感謝」や、
今後世の中へ羽ばたいていくことへの「決意」です。
では以上を意識して以下に紹介する例文を参考にしてみてください。
中学校卒業式の答辞の例文
本日は卒業にあたり卒業式を開催していただき、まことにありがとうございます。
PTAの父兄のみなさん方、来賓のみなさま方、お忙しい所、この度わたしたちの卒業式にご参列いただき、また温かいお言葉も頂き、ありがとうございます。
3年前、桜の散る季節にこの体育館で入学式に出席してからあっという間に月日が流れて行きました。振り返ってみればいろんなことがあった中学校生活でした。歯を食いしばってがんばった体力測定。日ごろの成果を発表した文化祭。必死で勉強したテストと高校入試。どれも今となってはいい思い出です。たくさんの思い出を胸に、本日わたしたちは卒業します。
期待だけではなく不安も多々ありますが、この○○中学校で刻んだ思い出一つ一つがわたしたちの成長になりました。そのことを忘れずに立派な大人へと成長していきたいと思います。
そうはいっても私達はまだまだ未熟者ですので、今後ともご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。
最後になりしたが○○中学校の今後の発展を心からお祈りし、卒業生を代表して答辞とさせていただきます。
本当にありがとうございました。
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