小学校の卒業式での、答辞(卒業生代表あいさつ)についての記事です。
答辞は普段耳にしない上に、小学生が話す挨拶のため何を言えばいいのかよくわからないものです。
そこで今回小学校の卒業式で答辞を話す場合のポイントや構成要素、注意点、そして例文をまとめてみました。
是非参考にして下さい。
小学校卒業式の答辞とは
答辞のポイントや例文の説明に入る前に、
「答辞とは何なのか?」
という答辞の意味について一から立ち返ってみましょう。
小学校卒業式の答辞とは、
保護者からの祝辞や在校生の送辞に対して感謝の気持ちをもって答えることばです。
「おめでとう」や「がんばって」の気持ちを持っていただく言葉が祝辞や送辞なのに対し、
それらに返答するのが答辞ということになります。
例えば、個人的に「おめでとう」「がんばって」と声をかけてもらったのに、
これらを無視するのは失礼ですね。
それと同じで式典の中で「おめでとう」また「がんばって」と声をかけられたのですから、
それに「ありがとう」という気持ちを込めて答るのです。
小学校卒業式の答辞の式典の中での流れ
では、答辞は卒業式の中でどのような流れで行でしょうか?
答辞は、当日式典に参列された来賓の祝辞や、
在校生や先生方の送辞に答える形で行なわれます。
ですから当然のこととして祝辞や送辞のあとに話します。
式典全体の中でもかなり後半になるでしょう。
小学校卒業式の答辞の基本構成
次に、答辞の一般的な構成についてです。
答辞はおもに以下の点で構成されることが多いようです。
- 挨拶と出席者への感謝
- 祝辞や送辞への感謝
- 在学中の思い出
- 感謝の気持ち
- 今後の歩みへの決意
- 今後の指導のお願い
構成をみると、周囲への気配りが欠かせないことがわかります。
ただ、中心となるのはやはり「感謝」と「決意」になるでしょう。
小学校卒業式の答辞の注意点
続いて、答辞の注意点についてです。
前もって原稿を作り、
日ごろからお世話になっている先生や保護者に添削してもらいましょう。
正式な式典には似つかわしくない表現や言葉使いもあるものです。
堅苦しい表現だけではなく、自然体で話すのは大切ですが、
その一言で気分を害してしまうとそれまでの苦労も水の泡となりかねません。
また、文章全体の長さも長過ぎないようにしましょう。
卒業式の主役は卒業生ではあるのですが、
謙虚な気持ちで控えめにするのがいいでしょう。
最後に答辞の例文をご紹介します。
小学校卒業式の答辞の例文
今日はわたしたちのために卒業式を開いていただき、ありがとうございます。
来賓のみなさま、PTAのお父さんお母さん、お忙しい中、わたしたちの卒業式にご参列いただき、温かいお言葉もいただきありがとうございます。
思えば6年前、この体育館で入学式に出席した時のことが懐かしく感じられます。あっという間の小学校生活でした。土砂降りの中をみんなで歩いた遠足。徒競争で転んでひざを擦りむいた運動会。冷や汗をかきながら臨んだテスト。どれも今となってはいい思い出です。そんなたくさんの思い出を胸に抱いて、本日わたしたちは卒業します。
期待と不安があるなかで、この○○小学校で学んだことを忘れずに成長していきたいと思います。
まだまだ未熟者ですので、今後ともご指導のほどよろしくお願いいたします。
卒業生を代表してもう一度心からの感謝を申し上げ、答辞とさせていただきます。
本当にありがとうございました。
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