初盆に招待された際には香典をお渡しするのが一般的ですが、それとは別にお供え物を持っていく場合もあります。
しかし、そのお供え物はどれくらいの価格帯の物を選べば良いのか、どんな物をもっていけば良いのかというのはわからない人が多いと思います。
そこで今回、初盆のお供え物について詳しく解説していきます。
目次
お供え物の金額の相場
初盆は一般的には香典を持っていくのが普通ですが、
その際の金額や表書きなどのマナーについてはこちらにまとめています。
⇒初盆の香典のマナー|金額の相場・表書きの種類・のしの書き方
さて、今回は香典以外にお供え物をする場合についてです。
お供え物はどれくらいの金額のものを選べば良いのでしょうか?
これは故人との関係や香典で渡す金額にもよるのですが、
数千円~5000円程度というのが一般的です。
お供え物の定番
続いて、お供え物でどのようなものを渡すのが良いのか見ていきましょう。
定番のお供え物と言えば以下のものが挙げられます。
- 線香や蝋燭
- 花
- 果物やお菓子
1.線香や蝋燭
線香や蝋燭などはどんなものを贈っても失敗することはありませんし、
一番無難なお供え物と言えます。
ただし、そのため多くの人が贈ることになるので、
そこまで喜ばれないかもしれません。
2.花
線香・蝋燭に続いて定番で無難なものといえば花です。
ただし薔薇やユリ、彼岸花など、
トゲやツルがある花、香りが強い花は避けるようにしましょう。
花がボトッと落ちる椿や黒い花も不吉とされています。
基本的には白い花を基調とし、
種類としてはお供えしやすいようにアレンジメントフラワーを購入するのをおすすめします。
3.果物・お菓子
実用的な果物やお菓子といったものも遺族の方に喜ばれるので定番です。
ただしお菓子はできるだけ日持ちのするものを選ぶようにしましょう。
お供え物の表書きやのしのマナー
続いて、お供え物を贈る際の表書きやのしに関するマナーについてです。
香典袋の場合は表書きは
「御供物料」「御仏前」「御佛前」「御玉串料」「御神前」などでしたが、
お供え物の場合は「御供」または「御供物」です。
表書きの下には筆ペンで自分のフルネームを書きます。
水引の色は双銀や黒白、藍銀、黄白などを使いましょう。
黄白は特に大阪・京都・神戸・奈良あたりの関西で用いられます。
お供え物を送る場合
初盆に直接行けない場合はお供え物を郵送しますが、
その時のマナーについて説明します。
特に注意すべき点やポイントは2つ。
- お盆の前に余裕をもって送る
- 手紙を添える
1.お盆の前に余裕をもって送る
お盆は毎年8月13日~16日ですが、
お供え物はこれより早い時期に相手に届くようにしないといけません。
余裕を持って1週間前~3日前くらいには届けるようにしましょう。
また、お盆は地域によっては1ヶ月早い7月13日~16日に行われるところもあるので確認しましょう。
2.手紙を添える
お供え物を送る際はものだけをそのまま送るのでは味気ないので、
ちょっとした手紙もつけるのが望ましいです。
「初盆にあたりお供えを送らせていただきます。ご仏前にお供え下さい」
「新盆を迎えるにあたり、心ばかりですがお花を送らせていただきました。ご仏前にお供え下さい。」
など無難な定型文ですが参考にして下さい。
親しい間柄であればもう少し砕けた言葉で構いません。
あとがき
以上、初盆のお供え物に関するマナーについてでした。
初盆のような行事はそう頻繁にあるわけではないので、
お供え物などのマナーは何かと悩むことが多いと思います。
しかし、非常に重要なことなので、
間違えると恥をかくだけでなく無礼に当たることも多々あります。
地域や家庭ごとの風習もあるため、
家族や親戚にあらかじめ尋ねてしっかり準備するのが大事ですね。
この他、初盆に招かれた際のマナーについてまとめたので、
ぜひこちらもご覧ください。