寒中見舞いの例文をいくつかご紹介します。
一般的な季節の挨拶をする場合、年賀状の返事が遅れた場合、喪中の相手に年賀状を送ってしまった場合、自分が喪中なのに年賀状が届いた場合など、色んなケースの例文を用意しています。
是非参考にして下さい。
ちなみに、このブログには他にも寒中見舞いに関する記事があります。
- 寒中見舞いを出す時期・期間
- 寒中見舞いの無料テンプレート
- 寒中見舞いの文例←今ココ
目次
一般的な寒中見舞いの文例
まずは、季節の挨拶として寒中見舞いを送る場合の文例をご紹介します。
ポイント
ポイントとしては、
以下のような構成を意識すると自然な流れの文章になります。
- 「寒中お見舞い申し上げます。」
- 時候の挨拶(相手を気遣う言葉)
- 自身の近況報告
- 結びの言葉(相手を気遣う言葉)
- 日付
例文1
寒中お見舞い申し上げます
寒さ厳しい今日このごろ、みなさまは変わらずお過ごしでしょうか。
おかげさまで当方は元気でやっております。
余寒も厳しいようなので、くれぐれもご自愛下さいますよう念じております。
平成◯◯年一月
例文2
寒中お見舞い申し上げます
暖冬ですが、さすがに冷え込む季節になりました。〇〇様はお元気にされてますでしょうか。
私どもは穏やかに過ごしております。
春までもうしばらく間がありますが、くれぐれも御身を大切になさいますようお祈り申し上げます。
20◯◯年1月
年賀状の返信が遅れた時の文例
年賀状が松の内(1/1~1/7)を過ぎてしまった場合、
代わりに寒中見舞いを出すのが一般的です。
その時のポイントと例文を紹介します。
ポイント
時候の挨拶を述べた後に、
“年賀状を頂いたことに対する感謝の言葉”や“年賀状の返事が遅れたことを詫びる言葉”を入れましょう。
以下の構成を意識すると自然な文章になります。
- 「寒中お見舞い申し上げます。」
- 時候の挨拶(相手を気遣う言葉)
- 年賀状を頂いたことに対する言葉
- 自身の近況報告
- 結びの言葉(相手を気遣う言葉)
- 日付
例文1
寒中お見舞い申し上げます
寒さ厳しき折、皆様いかがお過ごしでしょうか。
早々にご丁寧なご挨拶を頂きながらご挨拶が遅れ、大変失礼致しました。
私どもはおかげさまで元気に暮らしております。
まだまだ寒さが続きますが、くれぐれも無理はなさらずお過ごしくださいませ。
平成◯◯年一月
例文2
寒中お見舞い申し上げます
連日の厳寒ですが、皆様にはご健勝のこととお慶び申し上げます。
年始にはご丁寧なご挨拶をいただき、誠にありがとうございました。
おかげさまで私ども家族一同、無事つつがなく過ごしております。
時節柄、何卒ご自愛のほどお祈り申し上げます。
平成◯◯年一月
喪中の相手に年賀状を送ってしまった時の文例
喪中の相手に年賀状を送ってしまった場合、
そのことを詫びるために寒中見舞いを出すのが一般的です。
その時のポイントと文例をご紹介します。
ポイント
時候の挨拶、自身の近況報告の代わりに、
“年賀状を送ってしまったことの謝罪の意”や“故人を偲ぶ言葉”を入れましょう。
以下の構成を意識すると自然な文章になります。
- 「寒中お見舞い申し上げます。」
- 年賀状を送ってしまったことへの謝罪
- 結びの言葉(相手を気遣う言葉)
- 日付
例文1
寒中お見舞い申し上げます
この度はご服喪中とは存じあげずに、新年のご挨拶を申し上げ大変失礼致しました。
遅ればせながら、心よりご冥福をお祈り申し上げます。
いましばらく厳寒が続きますが、どうかご自愛下さいますよう念じております。
平成◯◯年一月
例文2
寒中お見舞い申し上げます
このたびは〇〇様ご逝去のこと存じあげなかったとはいえ、年始状を差し上げてしまいましたことをお詫び申し上げます。
謹んで哀悼の意を表します。
厳寒の折、皆様お体を大切にお過ごしください。
平成◯◯年一月
自分が喪中なのに年賀状が届いた時の文例
自分が喪中ということを知らなかった人の年賀状が届いた時、
喪中を知らせるために寒中見舞いを出します。
その時のポイントと文例をご紹介します。
ポイント
まず“年賀状を頂いたことに対する感謝の言葉”を伝え、
“喪中のため年賀状が出せなかった説明”や“喪中の知らせを欠いたことの謝罪”をし、
結びの言葉に続きます。
以下の構成を意識すると自然な文章になります。
- 「寒中お見舞い申し上げます。」
- 年賀状に対するお礼
- 喪中である旨を伝える
- 結びの言葉(相手を気遣う言葉)
- 日付
例文1
寒中お見舞い申し上げます
新年早々、ご丁寧な年始状をいただきまして、誠にありがとうございました。
当方、昨年父〇〇が急逝いたしましたため、年頭の挨拶を控えさせていただきました。
本来であれば欠礼のお知らせをさし上げるべきところ、行き届かずに大変失礼しました。
向寒の折、どうかお体を大切にお過ごしください。
平成◯◯年一月
例文2
寒中お見舞い申し上げます
早々にご丁寧な年始状いただきまして、誠にありがとうございました。
〇〇様に於かれましては益々ご壮健のこととお喜び申し上げます。
実を申しますと、昨年◯月に◯日に父が他界し、服喪中のため年末年始のご挨拶を遠慮させていただきました。
ご通知が遅れましたこと、大変失礼致しました。
本年も変わらぬお付き合いのほど、何卒よろしくお願い申し上げます。
平成◯◯年一月
あとがき
以上、寒中見舞いの書き方のポイントと文例でした。
今回の例は無難な文章を紹介しましたが、
実際に書く際にはあくまで参考にする程度で自分ならではの文章にアレンジして下さい。
喪中の相手や目上の人へ出す際には言葉遣いなどのマナーを守るのは大事ですが、
あなた自身が考えた文章の方が好ましいのは言うまでもありません。
また、このブログには他にも寒中見舞いに関する記事があるので、
是非ご覧になって下さい。
- 寒中見舞いを出す時期・期間
- 寒中見舞いの無料テンプレート
- 寒中見舞いの文例←今ココ