ひな祭りの歌(うれしいひな祭り) 歌詞の意味

ひな祭りの歌(うれしいひな祭り)の歌詞と、歌詞の意味についての記事です。

毎年耳にする歌ですが、調べてみると、悲しいメッセージが込められているとか・・・。

興味深かったので記事にしてみました。

うれしいひな祭りの歌詞

ひな祭りの歌と言えば、
誰もが毎年耳にすると思います「うれしいひな祭り」です。

作詞:サトウハチロー
作曲:河村光陽

著作権の問題上、直接歌詞をここに載せることができないので、
こちらのサイトからご覧下さい。
なつかしい童謡・唱歌・わらべ歌

『う』から、「うれしいひな祭り」に入ってください。

うれしいひな祭りの歌詞の意味

この曲は、1935年に作られた曲です。

作曲者であるサトウハチローさんは亡くなられているので、
この歌の正確な意味はわかっていませんが、ある有名な一説があります。

『うれしい』ひな祭りとありますし、
めでたい行事で毎回耳にするので、明るい歌詞だと思われていますが、
そうではありません。

歌詞に、
「お嫁にいらした姉さまによく似た官女の白い顔」
というものがあります。

これは、
『嫁ぎ先が決まった直後に、結核にかかり、亡くなってしまった姉』
を連想させるものです。

つまり、姉への鎮魂歌(レクイエム)です。

おおよそ想像していた歌詞の意味とは違ったのではないでしょうか?

また、サトウハチローさんのこの歌詞には、いくつか間違いがあります。

うれしいひな祭りの歌詞の間違い

うれしいひな祭りの歌詞の誤りは主に2箇所あります。

お内裏様とお雛様

雛人形の最上段にいる男雛(おびな)と、女雛(めびな)のことを、
お内裏様とお雛様と呼称していますが、これは誤りです。

お内裏様とは、男雛と女雛の二人を指します。

お雛様とは、仕丁、随身、五人囃子、三人官女、お内裏様、
全ての雛人形を指します。

「うれしいひな祭り」があまりにも有名になったため、
この誤用については、現在勘違いしている人が多いですね(^^;

赤いお顔の右大臣

赤い顔は、左大臣で、右大臣の顔は白いです。

左大臣は向かって右、
右大臣は向かって左にいます。

少々ややこしいので間違えるのも無理ないかもしれませんね。


これらの間違いを気にして、
サトウハチローさん自身は、この曲があまり好きではなかったみたいです。

あとがき

以上、ひな祭りの歌に込められた意味についての記事でした。

今回は有名な説として紹介しましたが、
上述した通り、あくまで一説で、正確なことは本人にしかわかりません。

「明るい歌だと思っていたのに、実は悲しい歌だった」
という説の方が話題性が有り、広まりそうなのも確かですしね。

ただ、個人的には、結構信憑性がありそうな説だと感じました。

この他にも、
ひな祭りの由来・意味雛人形の飾り方
など、ひな祭りに関する記事を書いているので、是非ご覧下さい。