十二支の順番は知っていても普段役立つこともありませんが、一般常識なので、覚えていないと困る場面もたまにあるかと思います。
そこで今回、干支の順番を簡単に覚える画期的な方法をご紹介します。
また、十二支の昔話なども一緒に説明していくので、ぜひご覧ください。
十二支の順番
十二支の順番や読み方は以下のとおりです。
- 子(ね=ねずみ)
- 丑(うし)
- 寅(とら)
- 卯(う=うさぎ)
- 辰(たつ)
- 巳(み=へび)
- 午(うま)
- 未(ひつじ)
- 申(さる)
- 酉(とり)
- 戌(いぬ)
- 亥(い=いのしし)
今回、この十二支の覚え方や、
十二支に関する昔話などをご紹介していきます。
十二支の簡単な覚え方
十二支は普段の生活で役立つこともありませんが、
一般常識みたいなところがあるので、これを覚えていないと恥をかく場面に直面することもあります。
しかし、簡単に覚えられますし、
一度覚えてしまえばそうそう忘れることはないので、
これを機に覚えていなかった人は覚えてしまいましょう。
ポイントは3つ。
- リズムで覚える
- 六・四・二を意識する
- 歌で覚える
1.リズムで覚える
十二支はリズムで順番に覚えるのが基本です。
「ねー、うし、とら、うー、たつ、みー、うま、ひつじ、さる、とり、いぬ、いー」
これを繰り返し唱えてリズムを頭に覚えさせます。
実際、リズムで以外で覚えている人は見たことがありませんし、
9割以上の人がリズムで覚えているのではないかと思います。
12しかありませんし、これ以上簡単な語呂はないので、
これをそのまま覚えてしまうのが一番手っ取り早いのです。
アルファベットのABCD・・・と同じ要領ですね。
『15番目のアルファベットは何か?』
『Uの次のアルファベットは何か?』
というような問いの答えはなかなかすぐに出てこないかと思いますが、
これはほとんどの人がアルファベットをリズムで順番に覚えているからです。
十二支もこれと同じです。
『巳(へび)年の次は何年か?』
『6番目の十二支は何か?』
と言われた時、
「えーっと・・・、ねー、うし、とら、うー…」
と言ったように順番に数えていって思い出します。
2.六・四・二を意識する
十二支は12個を一塊で覚えるのではなく、
6+4+2個でグループ分けして覚えるのがポイントです。
「ねー、うし、とら、うー、たつ、みー」
「うま、ひつじ、さる、とり」
「いぬ、いー」
といった感じです。
先ほどリズムで覚えるといいましたが、
「みー」まではリズムよく言えても次の「うま」がなかなか出てこないものです。
「いぬ」も同様に出てきにくいですね。
しかし、「うま」や「いぬ」が出てきたら後はリズムよく言えるので、
これを頭に入れておくと覚えやすいかと思います。
3.歌で覚える
十二支の歌があるので、リズムで覚えるのが難しいという場合は、
この歌を繰り返し聞いて覚えるというのも一つの手ですね。
十二支の順番に関する物語
日本には十二支にまつわる有名な話があります。
神様が多くの動物を集めて
「新年に御殿に挨拶に来たものから順番に12番目までを1年の王様にする」と言い、
その順番で十二支が決まったというお話です。
結果としては、ねずみ、うし、とら、うさぎ・・・という順番ですが、
この物語が面白おかしく語られています。
細かい内容については物語によって多少変わりますが、
物語の大筋は以下のとおりです。
- うしは自分が遅いことを知っていたため早くから出発して一番に御殿に着くも、ずる賢いネズミはうしにこっそり乗っており、到着直前で降りて一番を奪う
- 猿と犬はケンカをするため間に鳥が入った
- いのししは早くついたものの、真っすぐしか走れずに通り過ぎてしまい、御殿に着くのは最後になってしまった
- ネコも参加していたが、ねずみに騙されて1日後の日にちと勘違いして遅れていったため、十二支になれなかった
- ネコはそれ以来ねずみが嫌いになり、ねずみを見るたびに襲いかかるようになった
十二支が使われているのは年だけではない
十二支と言えば、「今年の干支」と言うように、
各年に割り当てられたその年の象徴のようなものというイメージがあるかもしれませんが、
それだけではありません。
月や日にち、時間、方角など色んな役割を持っています。
有名なもので言えば、
うなぎを食べる日でお馴染みの“土用の丑の日”。
これの「丑の日」は、
1日おきに定められている十二支において、十二日毎に訪れる「丑の日」のことを指しています。
詳細:【土用の丑の日とは】2017年はいつ?ウナギを食べる意味や由来をご紹介
また、幽霊が出やすい不吉な時間帯を「丑三つ時」と言いますが、
これも時間を十二支で表した時の昔の表現です。
詳細:丑三つ時とは何時?幽霊が出る不吉な時間と言われている理由
このように、十二支には日本の文化において様々な意味合いがあるのです。
なので、十二支を覚えていない人は、
ぜひこれを機に十二支をしっかり覚えておくといいでしょう。