ブルームーンはいろんな定義がありますが、現在一般的なのは「ひと月に2回満月になること」を指します。
満月の周期は約29.5日。
現在の暦は2月以外はひと月30日、または31日とこれよりもわずかに長いため、月のはじめと終わりに満月になることがあるのです。
今回、ブルームーンの日にちや詳細について解説していきます。
ブルームーンはいつ?
次のブルームーンは2020年10月。
満月になる日は10月2日・31日です。
ブルームーンの月と満月の日にちをまとめると以下の通りです。
- 2018年3月2・31日
- 2020年10月2・31日
- 2023年8月2・31日
- 2026年5月2・31日
- 2029年1月1・30日
- 2029年3月1・30日
- 2031年10月1・30日
- 2034年7月2・31日
- 2037年1月2・31日
- 2037年3月2・31日
ブルームーンは珍しいとはいっても2~3年ごとに巡ってきます。
また、1月がブルームーンとなる場合、その年の2月は満月にならず、3月に再びブルームーンとなる事が多いです。
ブルームーンはいろんな定義がある
ブルームーンは一般的には「ひと月に2回の満月」を指しますが、他にもいくつかの定義があります。
- 1季節に4回の満月が巡るときの3回目
- 青く見える月
1季節に4回の満月が巡るときの3回目
1季節とは、春分・夏至・秋分・冬至の二分二至を境として考えたときの約3ヶ月間。
この間に4回満月が訪れる場合の3回目の満月をブルームーンとするという定義です。
少し複雑な定義ですが、実は現在一般的になっている「ひと月に2回の満月」の元になっていものです。
この定義をアメリカの天文雑誌が誤解して「ひと月に2回の満月をブルームーン」と掲載したことで現在の定義が広まり定着しました。
ちなみに、1季節は3ヶ月。3ヶ月は約91.3日。
満月の3周期は約88.6日なので、春分・夏至・秋分・冬至のはじめ数日のうちに満月になればその季節は4回満月が巡ってきます。
青く見える月
他にも青く見える月をブルームーンと呼びます。
かなり珍しいですが、火山の噴火や隕石の落下によりガスや塵が発生することが原因で青く見えることがあるのです。
ちなみに、これに関連して、6月の満月をストロべームーンと言いますが、この由来として、「6月の満月が赤く見えるから」という説を唱える人もいます。(実際はいちごの収穫期という説が有力)
6月は月の高度が低いため赤く見えやすいという理由があります。
詳しくはこちらで解説しています。
月はただ見るだけでも楽しいですが、月の位置や大気の状態で見え方が違うので、それを意識してみるのも楽しみの一つですね。