喪中で年賀状を出すことができない場合、年賀欠礼の挨拶「喪中はがき」を出すのがマナーです。
しかし、いつごろ出すのが最適なのかわからない人は多いと思います。
また、ギリギリの時期に不幸が合った場合もどうすればよいかわからないものです。
なので今回は喪中はがきを出す最適な時期、そして喪中はがきを出すのが遅れる場合の対処法について説明します。
■喪中はがきのマナーに関する記事一覧
- 喪中はがきとは?どんな時に誰に出すべきか?
- 喪中はがきを出す時期←今ここ
- 喪中はがきで使えるはがき・切手の種類
- 喪中はがきの無料テンプレートまとめ
- 喪中はがきの文例一覧
喪中はがきを出す時期
喪中はがきを出すのに適した時期というのは、
『11月中』です。
遅くても12月頭には出しておくのが良いですね。
これは明確なルールがあるわけではないのですが、
相手のことを考えた時にこの時期に送るのが丁度都合が良いのです。
遅すぎた場合、相手は既に年賀状の準備をしている可能性があります。
かといって早く出しすぎると相手が忘れてしまう場合もありますし、
前もって準備していた感じに受け取られて不謹慎に思われるかもしれません。
以上を踏まえると、
「年賀状を意識しだす時期~準備を始める時期」というのがベストであり、
それが11月中なのです。
年賀はがきが販売される時期というのが11月1日(郵便局の予約は10月中旬)なので、
11月頃から年賀状のことを考え始める人が多いですが、準備を終えている人は少ないでしょう。
10月だとまだ若干早いと感じる人も多いと思いますし、
12月中頃だと既に準備を終えている人は珍しくありませんからね。
ただ、前述しましたが、明確にこの時期に送らないとマナー違反ということではないので、
そこまで神経質になることはありません。
喪中はがきを出す時期が遅くなる場合
年末に不幸があり、喪中はがきを出すのが遅くなってしまう場合はあるでしょう。
そういった場合はどうすればよいのか、
遅くなっても喪中はがきを送るべきなのか。
これに関しても絶対にこうしないといけないという決まりはありませんが、
以下のどちらかを行うのが一般的です。
- 遅くなっても喪中はがきを出す
- 喪中はがきを出さずに年賀状の時期(松の内)が明けてから寒中見舞いを出す
1.遅くなっても喪中はがきを出す
行き違いになってしまったり、
相手が準備してくれていたのを台無しにしてしまうかもしれませんが、
一応喪中はがきを出すというのでも問題ありません。
こればかりは予期できないのでどうしようもありませんからね。
特にマナー違反というわけではありません。
2.代わりに寒中見舞いを出す
もう一つの方法としては、
喪中はがきの意味も兼ねて“寒中見舞いを出す”というものです。
寒中見舞いは本来、年賀状の時期(松の内)が終わってから出す挨拶状のことで、
喪中など何らかの理由で年賀状を出せない場合に出すことが多いです。
松の内:基本的に1月7日までだが、地域によって多少異なり関西は1月15にまで
何かを祝ったりする目的のものではないので、
喪中の期間でもだすことができるのです。
寒中見舞いでは「急な不幸があり年賀状が出せなかった」との旨を伝えましょう。
以下例文です。
当方、昨年父〇〇が急逝いたしましたため、年頭の挨拶を控えさせていただきました。
ご通知が遅れましたこと、大変失礼致しました。
ちなみに寒中見舞いのマナーなどはこちらにまとめています。
⇒寒中見舞いの時期・期間!いつからいつまでに出すべきか?
何も出さないのは不義理なので、
年賀状のやり取りをしている相手には喪中見舞いか寒中見舞い、どちらかは出すようにしましょう。
あとがき
以上、喪中はがきを出す時期や遅れた場合の対処法についてでした。
喪中見舞いを出す最適な時期は11月中で、
遅くとも12月には出しておくのが相手のためになります。
そして、喪中はがきを出すのが遅くなる場合、
それでも出すか代わりに寒中見舞いを出すかしましょう。
ちなみに他にも喪中はがきのマナーに関する情報をまとめているのでぜひご覧ください。
■喪中はがきのマナーに関する記事一覧
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- 喪中はがきを出す時期←今ここ
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- 喪中はがきの無料テンプレートまとめ
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