就職が決まり、大学も卒業することができ、そのことでお祝いを頂いたのなら、社会人になったことですし、お礼状を書くようにしましょう。
しかし、普通お礼状を書いたことがある人などあまりおらず、どのように何を書けばいいのかわからないと思います。
そこで、今回はお礼状の書き方や実際の例文をご紹介します。
目次
卒業・就職祝いのお礼状を書く際のポイント
まず、お礼状を書く際のポイントを説明します。
白い便箋と封筒、黒いボールペンや万年筆を使う
お祝いのお礼状を書くものは、
正式には白い便箋と封筒、そして黒色のボールペン、あるいは万年筆です。
また便箋は縦書きの方がいいとする人もいますが、
そこまで気にする必要はありません。
言葉遣い
社会人になったということで、
「大人らしい言葉遣いを使わないといけない」と思うかもしれませんが、
相手が親戚の場合は、あまり堅苦しい文面でなくても結構です。
自分の言葉でお礼と感謝の気持ちを伝えるが重要になります。
ただ、それ以外の方に送る場合は、
敬語を用い拝啓から始まり敬具で締めくくる文章が適切です。
大事なのは「お礼」と「意気込み」
卒業・就職祝いのお礼状の一番の目的は、
「お祝いに対するお礼」や「今後の意気込み」を相手に伝えるということです。
挨拶のマナー・言葉遣いや、お礼状としての体裁も大事ですが、
一番大事なことを履き違えずに「お礼」と「意気込み」を熟考しましょう。
卒業・就職祝いのお礼状の構成
次に、お礼状の一般的によく見る構成をご紹介します。
- 頭語「拝啓」で始める
- 時候の挨拶+相手の安否を気遣う言葉
- 卒業・就職祝いに対するお礼の言葉
- 今後の意気込み
- 今後も付き合いに対する言葉
- 御礼の言葉で締める
- 結語「敬具」
- 日付や署名
上記のような流れを意識すると、
自然で整った文章のお礼状になります。
では、これらを意識してお礼状の例文を参考にして下さい。
卒業・就職祝いのお礼状の例文
拝啓
桜の便りもあちらこちらで聞こえてくる季節となりましたが、○○様には変わりなく、日々お過ごしでしょうか。
このたびは、私の卒業と就職に際し、お心のこもったお手紙とお祝いの品をいただきまして、誠にありがとうございました。
いただいたものは、この春からの新生活に大いに役立て、大切に使わせていただきたいと存じております。
今後は、社会人としての自覚と責任を持ち、学生生活の中で学んだことを糧として、期待に添えますかどうか案じておりますが、私なりに努力いたす所存でございます。
未熟な私でございますが、今後とも〇〇様には、変わらぬご指導、ご鞭撻を賜りますよう、お願い申し上げます。
最後となりましたが、皆様のますますのご健康とご多幸を心よりお祈り申し上げます。
まずは書中をもちまして御礼を申し上げます。
敬具
平成○年○月○日
※季語・時候は出す月によって変わりますので、出す月に合った季語・時候を使いましょう。