卒業・就職祝いのお礼状の書き方!3つのポイントと例文

就職が決まり、大学も卒業することができ、そのことでお祝いを頂いたのなら、社会人になったことですし、お礼状を書くようにしましょう。

しかし、普通お礼状を書いたことがある人などあまりおらず、どのように何を書けばいいのかわからないと思います。

そこで、今回はお礼状の書き方や実際の例文をご紹介します。

卒業・就職祝いのお礼状を書く際のポイント

まず、お礼状を書く際のポイントを説明します。

白い便箋と封筒、黒いボールペンや万年筆を使う

お祝いのお礼状を書くものは、
正式には白い便箋と封筒、そして黒色のボールペン、あるいは万年筆です。

また便箋は縦書きの方がいいとする人もいますが、
そこまで気にする必要はありません。

言葉遣い

社会人になったということで、
「大人らしい言葉遣いを使わないといけない」と思うかもしれませんが、
相手が親戚の場合は、あまり堅苦しい文面でなくても結構です。

自分の言葉でお礼と感謝の気持ちを伝えるが重要になります。

ただ、それ以外の方に送る場合は、
敬語を用い拝啓から始まり敬具で締めくくる文章が適切です。

大事なのは「お礼」と「意気込み」

卒業・就職祝いのお礼状の一番の目的は、
「お祝いに対するお礼」「今後の意気込み」を相手に伝えるということです。

挨拶のマナー・言葉遣いや、お礼状としての体裁も大事ですが、
一番大事なことを履き違えずに「お礼」と「意気込み」を熟考しましょう。

卒業・就職祝いのお礼状の構成

次に、お礼状の一般的によく見る構成をご紹介します。

  1. 頭語「拝啓」で始める
  2. 時候の挨拶+相手の安否を気遣う言葉
  3. 卒業・就職祝いに対するお礼の言葉
  4. 今後の意気込み
  5. 今後も付き合いに対する言葉
  6. 御礼の言葉で締める
  7. 結語「敬具」
  8. 日付や署名

上記のような流れを意識すると、
自然で整った文章のお礼状になります。

では、これらを意識してお礼状の例文を参考にして下さい。

卒業・就職祝いのお礼状の例文

拝啓

桜の便りもあちらこちらで聞こえてくる季節となりましたが、○○様には変わりなく、日々お過ごしでしょうか。
 
このたびは、私の卒業と就職に際し、お心のこもったお手紙とお祝いの品をいただきまして、誠にありがとうございました。

いただいたものは、この春からの新生活に大いに役立て、大切に使わせていただきたいと存じております。

今後は、社会人としての自覚と責任を持ち、学生生活の中で学んだことを糧として、期待に添えますかどうか案じておりますが、私なりに努力いたす所存でございます。

未熟な私でございますが、今後とも〇〇様には、変わらぬご指導、ご鞭撻を賜りますよう、お願い申し上げます。

最後となりましたが、皆様のますますのご健康とご多幸を心よりお祈り申し上げます。
 
まずは書中をもちまして御礼を申し上げます。

敬具

平成○年○月○日

※季語・時候は出す月によって変わりますので、出す月に合った季語・時候を使いましょう。