閏年(うるう年)とは、2月29日が存在する年を指し、それは約4年に一度巡ってきます。
つまり、通常1年は365日であるのに対し、うるう年は366日になるということですね。
今回、うるう年はいつなのか、その計算方法や一覧、仕組みをご紹介します。
ちなみに、次のうるう年は2028年。
そして次回以降は2032年、2036年、2040年・・・となります。
うるう年の計算方法
西暦の年号によって、以下の2つのルールでうるう年が決まっています。
- 【ルール1】4の倍数になる年はうるう年
- 【ルール2】例外として100の倍数になる年の中で400で割り切れない年は平年
実際に例を見ていきましょう。
たとえば、以下の年は4の倍数なので、1.のルールに当てはまります。
【ルール1】4の倍数になる年はうるう年
2000、2004、2008、2012、2016・・・2100、2104・・・2200、2204・・・、2300、2304・・・、2400・・・
しかし、この中で100の倍数になる年は、2000、2100、2200、2300、2400ですが、400で割り切れない2100、2200、2300はうるう年ではなくなります。
【ルール2】100の倍数になる年の中で400で割り切れない年は平年
2000、2004、2008、2012、2016・・・2100、2104・・・2200、2204・・・2300、2304・・・2400・・・
残った上記の年がうるう年です。
うるう年の一覧
21世紀(2001~) | 22世紀(2101~) | 23世紀(2201~) | 24世紀(2301~) | 25世紀(2401~) | 26世紀(2501~) |
---|---|---|---|---|---|
2004 | 2104 | 2204 | 2304 | 2404 | 2504 |
2008 | 2108 | 2208 | 2308 | 2408 | 2508 |
2012 | 2112 | 2212 | 2312 | 2412 | 2512 |
2016 | 2116 | 2216 | 2316 | 2416 | 2516 |
2020 | 2120 | 2220 | 2320 | 2420 | 2520 |
2024 | 2124 | 2224 | 2324 | 2424 | 2524 |
2028 | 2128 | 2228 | 2328 | 2428 | 2528 |
2032 | 2132 | 2232 | 2332 | 2432 | 2532 |
2036 | 2136 | 2236 | 2336 | 2436 | 2536 |
2040 | 2140 | 2240 | 2340 | 2440 | 2540 |
2044 | 2144 | 2244 | 2344 | 2444 | 2544 |
2048 | 2148 | 2248 | 2348 | 2448 | 2548 |
2052 | 2152 | 2252 | 2352 | 2452 | 2552 |
2056 | 2156 | 2256 | 2356 | 2456 | 2556 |
2060 | 2160 | 2260 | 2360 | 2460 | 2560 |
2064 | 2164 | 2264 | 2364 | 2464 | 2564 |
2068 | 2168 | 2268 | 2368 | 2468 | 2568 |
2072 | 2172 | 2272 | 2372 | 2472 | 2572 |
2076 | 2176 | 2276 | 2376 | 2476 | 2576 |
2080 | 2180 | 2280 | 2380 | 2480 | 2580 |
2084 | 2184 | 2284 | 2384 | 2484 | 2584 |
2088 | 2188 | 2288 | 2388 | 2488 | 2588 |
2092 | 2192 | 2292 | 2392 | 2492 | 2592 |
2096 | 2196 | 2296 | 2396 | 2496 | 2596 |
2400 |
うるう年の仕組み
なぜうるう年は存在するのか、なぜこのような面倒くさいルールが定められいるのか、気になる人も多いと思います。
そこで、うるう年の仕組みについて見ていきましょう。
まずざっくり説明するなら、太陽に対する地球の公転周期『365.24・・・日』の小数点以下を調整するためです。
では詳しく解説していきましょう。
現在の暦において平年は、『28日~31日×12ヶ月=365日』これが1年となります。
これは地球が太陽の周りを約365日周期で公転するのを基準にした“太陽暦”と呼ばれるものです。
しかし、実際には約365.24219日なので、1年で大体0.24219日のズレが生じます。
つまり、1年後の同じ日付でも地球の位置には若干のズレがあります。
そして、4年経つとこのズレは約1日分になるので、これをうるう年として2月29日を追加することで調整しているのです。
ただし、これでもまだズレはあります。
1年で丁度0.25日のズレだったら4年に一度のうるう年できっちり調整できるのですが、それよりもわずかに少ないので、うるう年もその分減らさないといけません。
この調整が前述したうるう年のルール2.の、『例外として100の倍数になる年の中で400で割り切れない年は平年』に当たるのです。
これがうるう年の仕組みです。
あとがき
以上、うるう年の計算方法や仕組みについて説明していきました。
まとめると以下のとおりです。
- うるう年とは2/29が存在する約四年に一度訪れる年
- うるう年のルール
- 4の倍数になる年はうるう年
- 例外として100の倍数になる年の中で400で割り切れない年は平年
- うるう年があるのは地球の公転周期365.24219日の小数点以下のズレを調整するため
面倒くさいルールに思えますが、うるう年がある理由や仕組みは意外と興味深いものだったのではないでしょうか。
それでは、最後まで読んでいただきありがとうございました。