友人への弔辞の書き方・抑えるべきポイントと例文

友人への弔辞の書き方・抑えるべきポイントと例文友人への弔辞の書き方のポイントと例文をご紹介します。

弔辞は自分の気持ちを表現するのが大事なので、あくまで構成などを参考にする程度にしてきちんと自分で考えて書きましょう。

弔辞のポイント

弔辞は故人に捧げる言葉のため、
自分の中の故人を思い浮かべながら率直に想いをまとめることがポイントです。

友人の弔辞の場合、
生前の友人に話しているように多少くだけた言葉遣いを入れても良いでしょう。

その場合は葬儀の場の雰囲気を壊さない程度にするなど注意が必要です。

弔辞はどうしても形式的だったり、美辞麗句ばかりだったりしてしまうので、
友人であるあなたでしか知らないような故人のエピソードや思い出を語ると良いでしょう。

また、忌み言葉やしきたりもありますのでそれらをしっかり頭に入れて臨むようにしてください。 宗派によって言い回しも異なったりするので注意しなければなりません。

友人への弔辞の例文

謹んで〇〇さん御霊前に捧げます。
〇〇さん、呼びかけたら返事をしてくれそうなのにもうその声を聞かせてくれることはないのですね。
こうしてあなたの御霊前に立っていてもまだ信じられない気持ちでいっぱいです。

私と〇〇さんが出会ったのは高校時代でした。
同じクラスになり、趣味が同じであったためあっという間に仲良くなり、
高校時代は〇〇さんなしでは語れないほど同じ時間を共有しました。
人を喜ばせるのが好きだったあなたは「綺麗な星空がみたい」という私の何気ない言葉も覚えていてくれて、修学旅行の日の夜にこっそり私を連れ出して満点の星空をみせてくれましたね。
あれ以上綺麗な星空を私はまだ見たことがありません。

高校を卒業後別々の道を歩むこととなりましたが、連絡をまめに取り合い、
先日も一緒に食事をしたばかりでした。
「今度2人でイタリアに行こう。計画しておくから楽しみにしておいてね」と話していたので、
その旅行に関するだろうと思っていた連絡があなたの死去を告げるものだとは思ってもみませんでした。

もし天国で会えたとしたらその時は〇〇さんがいなかった分の寂しさを少しだけ怒らせて下さい。
理不尽だと分かってはいてもあなたを失った悲痛に耐えるためにそのことを力にしたいのです。
あなたは少しだけ怒られて、いつもの笑顔をみせてください。

〇〇さんに語りたい想いはつきませんがこの想いはまたいつか天国で会った時までとっておきます。
あなたと過ごした日々はとても楽しかった。あなたとの友情はずっと消えることがありません。
友人を代表して〇〇さんへたくさんの感謝と親愛を捧げさせていただきます。

さようなら、どうか安らかにお眠りください。