送別会とは職場などで異動や退職、定年退職される方に対し、これまでの労にねぎらいの気持ちやお世話になった気持ちを表し、新任地や退職後の活躍、健康を願って励ます会のことです。
送別会の司会や幹事を任された方は送別会の準備、企画のポイント、送別会の式次第や進行などを押さえておきましょう。
送別会の準備
送別会の準備では、
送り出される方の人数、氏名、部署、業務、退職日又は異動日を確認し、
送別会の日時、会場、予算を決め、全体のプログラムを決めます。
挨拶やスピーチを頼む人の人選、
記念品や花束贈呈をする場合の人選、
必要に応じ余興の準備などがあります。
送別会の進行
送別会の司会進行と詳細などを説明していきます。
■,開会の前に・・・
司会進行役は、送別会の開始前に座席の配置を確認し、
定時に参加者が揃っていれば開会し、揃わなければ開会を遅らせるか、又は始めるか打合せて決めます。
1,開会宣言
開会宣言は大げさにせず、送られる主役の氏名、部署を紹介し、
開会することを知らせる程度で構いません。
例として
「それではこれより、株式会社○○の営業部、○○係長の送別会を執り行います。」
といった具合です。
2,送り手側の挨拶
送り手側による挨拶では、
会社であれば上司、又は幹事の中で最年長者が望ましいです。
例としては
「はじめに営業部の○○部長より、ひとことご挨拶を頂きます。」
その後、主役の紹介をしますが、乾杯の前に長い話にならないよう注意します。
例として
「○○君は平成○○年に当営業所に赴任し、後進の指導に当たって来られましたが、この度ご本人の希望が叶い、出身地の○○支店の課長としてご栄転されることとなりました。
本日は○○君のこれまでのご功労を称え、今後の更なるご活躍とご健勝を祝して、この場を用意し、皆さんにお集まり頂きました。
時間の許す限り、○○君とご歓談下さい。」
3,乾杯
続いて乾杯の音頭もその方が取るか、出席者で2番目位の立場の方にお願いします。
乾杯の挨拶を他の人がする場合、
主役の方との関係等を司会からきちんと伝え、エピソードがあれば紹介すると良いでしょう。
4,食事や宴会による歓談
食事や歓談中には思い出のエピソードなどで場を盛り上げます。
5,送り手側からの送別の言葉
送別の言葉を送る方は、主役の上司や部下、又は新しく業務を引き継ぐ方が適任です。
6,記念品や花束贈呈
7,送られる側からの挨拶やスピーチ
(8,万歳三唱)
9,閉会宣言
送別会終了後に二次会など予定していれば、
司会から告知し、最後に主役や挨拶された上司にお礼を伝えて、送別会が終了します。