窓に付着する水滴「結露」の原因|簡単にできる対策・防止法をご紹介

冬の早朝に窓ガラスに水滴が付いてたり、夏にエアコンから水滴が垂れてきたりする現象を「結露」と言います。

これはビールジョッキの表面に水滴がつくのと同様のメカニズムです。

日常的な現象ではありますが、室内で結露が発生するとカビやダニ、床の腐食などに繋がるため、放置せずに対策する必要があります。

今回は結露の原因について加えて、結露の予防法や結露が発生した際の対策について詳しく解説していきます。

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結露の概要

まずは結露はどういうものなのか、なぜ起こるのかなど、
簡単な概要を説明します。

  • 結露の例:氷水入りのコップの表面に水滴、冬の朝の窓につく水滴、鍋の蓋に付く水滴、車のガラスのくもり、眼鏡のくもり、エアコンから垂れる水滴
  • 結露の原因:湿った空気の温度低下
  • 結露のメカニズム:温度の低下により空気が水蒸気を含む事ができる量(飽和水蒸気量)は少なくなるため、温度が低下すると許容量を超えた水蒸気が物質の表面に水滴となってあらわれる
  • 結露の弊害:カビ・ダニ・壁のシミ・床の腐食
  • 結露の対策:水蒸気の除去(換気・除湿)or温度低下の緩和(断熱・暖房)

結露の原因とメカニズム

結露について理解するためには、
まず“飽和水蒸気量”について知る必要があります。

飽和水蒸気量:空気中に存在できる水蒸気量の上限のことを指し、気温が高いほどその量は増える。水蒸気が飽和水蒸気量を上回ると水滴となってあらわれる。ちなみに湿度(%)は『実際の水蒸気量/飽和水蒸気量×100』で計算される。

0℃の場合1m3あたり4.9gしか水蒸気は存在できませんが、
10℃になると9.4g、20℃になると17.3gとその上限は増えていきます。

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これを踏まえて、
氷水の入ったグラス表面に水滴がつく現象について考えてみましょう。

氷水が入ったグラスを室内に放置すると、
グラスに近い空気が冷やされるのに伴い、飽和水蒸気量も少なくなります。

室温20℃、湿度70%の部屋を仮定すると、含まれる水蒸気量は12.1g/m3なので、
14℃あたりを下回ると湿度が100%になり、空気中の水蒸気が存在できなくなるため水滴が現れます。

これが結露のメカニズムです。

室内の窓が曇ったり、水滴がつくのもこれと同様。

外気と比べると室温は高いため水蒸気を多く含むことができますが、
室内でも窓に近い空気は外気によって冷やされるため飽和水蒸気量も減少し、
これが室内の水蒸気量を下回ると水滴となって表れるのです。

つまり結露が起こる条件は以下の2つ。

  1. 空気が湿っている(水蒸気を含んでいる)
  2. 空気が冷やされる

氷水入りグラスも元々の水蒸気量が少ない場合や、室温が低い場合、
または耐熱グラスなどでグラス表面の温度低下を防げたら表面に水滴が表れることはありません。

生活の結露の対策

結露が発生してもそのうち蒸発するので放置してもいいのでは、と思うかもしれませんが、
室内で結露が発生するとカビやダニ、壁のシミの原因にもなってしまいます。

では、どうやって結露を防げばよいのかということですが、
結露のメカニズムについて理解できたなら大体その方法も予想がつくと思います。

重要なのは、“空気中の水蒸気を減らすこと”と、“温度の低下を防ぐこと”

主な方法としては4つ。

  1. 換気
  2. 除湿
  3. 断熱
  4. 暖房

【結露対策1】換気

室内の湿度を下げる(水蒸気量を減らす)のに最も重要なのが換気です。

特に冬場は基本的に室内よりも外気のほうが湿度が低いため、
窓を開けて空気を入れ替えるだけで十分結露の対策になります。

通常、就寝後~朝方にかけて気温が下がり結露が発生しやすいので、
就寝前に数分でもいいので換気をしておくといいでしょう。

ただ、外気の湿度が高い梅雨の時期などは逆効果になることもあるので、
状況にもよります。

また、調理の際や入浴後などはきちんと換気扇で換気するのも重要です。

【結露対策2】除湿

夏季は外気の方が空気が湿っていることが多いため、
換気で結露を防ぐのはあまり効果的ではありません。

そこで、夏季におすすめの結露対策が、除湿機や除湿剤を用いた除湿です。

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結露の直接的な原因である水蒸気を除去してくれます。

【結露対策3】断熱

窓ガラスの結露の原因の一つは、
外気によってガラス表面の温度が下がることです。

なので、外気を遮断・断熱するというのも結露を防ぐ方法としてあげられます。

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ニトムズ 窓ガラス 断熱シート フォーム 徳用2P E1600

【結露対策4】暖房

冬場は室内の表面温度が下がることが結露の大きな原因なので、
暖房で室温を保つことで結露を防ぐことができます。

サーキュレーターなどで暖気を窓のあたりまで行き渡らせるとなお良いですね。

ただし、ストーブや石油ファンヒーター、ガスファンヒーターなど、
一部の暖房機器は熱と一緒に大量の水蒸気を発生するため、逆効果になることもあります。

電気式のものFF式、エアコンなどは大丈夫ですが、
上記のファンヒーターやストーブなどを使う場合は湿度に気をつけましょう。

乾燥はインフルエンザウイルスなどの繁殖に繋がりますが、
湿気は結露の原因となるので、40℃~60℃が目安です。

また、夏場の場合はエアコンなどで室内の温度が下がることが結露原因の一つなので、
エアコンの設定温度を下げすぎないというのも重要です。

結露が発生した場合

結露の原因をしっかり把握し、
これまで説明してきた対策を行えば結露を防ぐことができます。

しかし、それでも結露が発生してしまうこともあるでしょう。

それをそのまま放置してしまうとカビやダニなどの原因となるので、
まずはタオルなどで拭き取るのが大事です。

ただし、一々タオルで拭き取るのは手間なので、
簡単に結露を除去できるグッズをご紹介します。

まずは水滴を取り除くことができるワイパーです。

山崎産業 清掃用品 結露取りワイパー S

ワンコインで購入でき、とてもシンプルな作りですが、
その構造に工夫がなされており、水を除去するのに適しています。

 

続いて結露が床に垂れるのを防ぐテープです。

ニトムズ 強力 結露 吸水テープ 10m ブロンズ 吸水した水は自然乾燥 E1120

結露の最も目に見える被害というのが、
窓ガラスの水滴が床に落ち、それがカビや腐食を進行させるというものです。

これを貼っておくだけで最低限の被害を防ぐことができます。

あとがき

以上、結露の原因や対策についてでした。

最後にもう一度まとめます。

  • 結露の例:氷水入りのコップの表面に水滴、冬の朝の窓につく水滴、鍋の蓋に付く水滴、車のガラスのくもり、眼鏡のくもり
  • 結露の原因:湿った空気の温度低下
  • 結露のメカニズム:温度の低下により空気が水蒸気を含む事ができる量(飽和水蒸気量)は少なくなるため、温度が低下すると許容量を超えた水蒸気が物質の表面に水滴となってあらわれる
  • 結露の弊害:カビ・ダニ・壁のシミ
  • 結露の対策:水蒸気の除去(換気・除湿)or温度低下の緩和(断熱・暖房で室温の低下を防ぐ)

結露は原因を理解してきちんと対策すれば絶対に防げるものなので、
ぜひこの記事を参考にして一つ一つ対策を行って下さい。

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