インフルエンザの吐き気(嘔吐)の原因と対処法|吐き気止めの薬はNG!

インフルエンザに感染すると吐き気や嘔吐という症状が現れることがあります。

ただ、インフルエンザの症状として現れるだけでなく、薬の副作用であったり、他の感染症が併発している場合などもあるのが厄介な点です。

今回はインフルエンザの際に吐き気や嘔吐などの症状が出る場合の原因や対処法について解説していきます。

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インフルエンザの吐き気・嘔吐の原因

インフルエンザにかかった時に吐き気や嘔吐などの症状が現れることがありますが、
それは単にインフルエンザの症状という場合だけではありません。

主に3つの原因が考えられます。

原因1.インフルエンザB型の症状

まず単純にインフルエンザの症状として下痢や嘔吐が現れるというケース。

インフルエンザの症状は高熱や倦怠感、筋肉痛、呼吸器系の症状などが主ですが、
吐き気や嘔吐、下痢、腹痛など消化器系にまで及ぶこともあります。

毎年12月~1月に猛威をふるうインフルエンザA型の場合、
消化器系の症状が出ることもありますが、そこまで多くありません。

消化器系の症状が現れやすいのは、
2月~3月頃に流行するインフルエンザB型です。

それぞれの特徴としては、以下の通り。

インフルエンザA型とB型の特徴
  • インフルエンザA型:全身症状、38℃以上の高熱、12月~1月に流行、完治まで1週間前後
  • インフルエンザB型:消化器系症状、平熱や微熱が多い、2月~3月に流行、完治まで1週間~10日とやや長い

詳細:インフルエンザの種類(A型・B型・C型)と症状や特徴の違い

通常、インフルエンザの発熱は1日~3日程で治まりますが、
ウイルスが体内からいなくなるまでさらに数日~1週間はかかります。

その間もウイルスを排出するために嘔吐が続くこともあります。

原因2.抗インフルエンザ薬の副作用

インフルエンザにかかった際に病院で処方される抗インフルエンザ薬には副作用のリスクがあります。

副作用の症状は様々ですが、
その症状の一つとして吐き気や嘔吐などがあるのです。

抗インフルエンザ薬は現在主に以下の4種類が使われています。

  • タミフル(カプセル・粉末)
  • リレンザ(吸入)
  • イナビル(吸入)
  • ラピアクタ(点滴)

この中ではタミフルやラピアクタは比較的副作用が起こりやすく、
吐き気や嘔吐は代表的な症状として挙げられます。

原因3.ノロウイルスやロタウイルスの併発

ノロウイルスやロタウイルスはインフルエンザと同時期に流行する感染症で、
症状は嘔吐や下痢などの消化器系のものです。

これらはインフルエンザと同時に感染することもあります。

それぞれの特徴は以下の通り。

■ノロウイルス

  • 時期:12月~2月
  • 潜伏期間:12時間~24時間
  • 症状の期間:1~2日
  • 症状:下痢、腹痛、嘔吐、微熱

■ロタウイルス

  • 時期:2月~3月
  • 潜伏期間:1~3日
  • 症状の期間:2日~1週間
  • 症状:下痢、腹痛、嘔吐、高熱
  • 特徴:便が白い

インフルエンザの吐き気・嘔吐の対処法

インフルエンザの吐き気や嘔吐などの症状が出た際の対処法について説明していきます。

対処法1.水分をしっかり摂る

インフルエンザの際に嘔吐の症状が出た時、
最も気をつけないといけないことが“脱水症状”です。

嘔吐を繰り返す度に水分は失われますし、
高熱の症状がある場合は発汗による水分の排出も少なくありません。

ただの水ではなく、
スポーツドリンク経口補水液などで塩分や糖分を一緒に補給しましょう。

果汁ジュース炭酸抜きコーラなどもビタミンやエネルギーの補給に最適なのでおすすめです。

対処法2.胃腸に優しい食事をとる

嘔吐の症状がある場合は栄養の吸収が困難なので、
消化しやすく胃腸に優しい食事を摂るのが重要です。

■消化に良い食べ物の特徴

  • 柔らかい
  • 温かい
  • 細かい
  • 繊維(不溶性食物繊維)が少ない
  • 脂質が少ない

逆にインフルエンザの時に食べたいと思わないもの、
例えば、脂っこいものや硬いもの、よく噛まないといけないものなどは消化に悪いので控えましょう。

インフルエンザに感染した際に摂るべき食事&飲み物一覧

対処法3.嘔吐を我慢したり吐き気止めの薬を使用しない

嘔吐はつらい症状ですが、
ウイルスを体外に排出するのに必要な症状でもあります。

なので、嘔吐を我慢するのはインフルエンザを長引かせることに繋がるため、
吐き気止めの薬の使用は控えましょう。

これはインフルエンザだけでなく、ノロウイルス・ロタウイルスでも同様です。

ビオフェルミンなどの整腸剤の場合は問題ありません。

対処法4.嘔吐物は感染の媒介となるので適切に処理する

嘔吐物を家族が処理する場合などは感染の危険性があるので注意が必要です。

嘔吐物の処理の仕方は以下の通り。

嘔吐物の処理法
  • 換気をする
  • マスクでウイルスを遮断する
  • 嘔吐物に触れたり衣服に付着しないように手袋やエプロンなどをする
  • 乾燥する前に嘔吐物を処理する
  • ペーパータオルなどで嘔吐物を覆い、次亜塩素酸ナトリウム液を嘔吐物と同量程度注ぐ
  • ペーパータオルで汚物を拭き取り2枚重ねにしたポリ袋に入れる
  • 嘔吐物の半径2mの床や壁を消毒する
  • 使用したマスクや手袋、エプロンを嘔吐物をポリ袋に入れて捨てる
  • 嘔吐物の処理を終えた後はしっかり手洗いうがいをする

対処法5.医師に相談する

抗インフルエンザ薬を服用し始めてから嘔吐や吐き気の症状が現れたという場合、
自分の判断で薬の服用を辞めず、まずは医師に相談しましょう。

それ以外の場合でも嘔吐があまりに酷い場合や長引く場合、
他の病気を併発している可能性があるた病院へ行きましょう。

あとがき

以上、インフルエンザ時の吐き気や嘔吐の原因と対処法についてでした。

主にインフルエンザB型の症状なのですが、
A型と比べて熱や頭痛などの症状が出にくく重症化しにくい反面、
消化器系の症状が出やすいことと完治まで時間がかかるというのが厄介な点です。

それでもこの記事を参考に対処し、
安静にして休養と栄養をとれば順調に回復していくはずです。

他にもインフルエンザに関することは色々まとめているので、
是非ご覧ください。

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