インフルエンザ予防接種の際の注意点|運動・お風呂・お酒はOK?

インフルエンザの予防接種を受ける前や受けた後、注意すべき点がいくつかあります。

運動やお風呂、飲酒についてです。

特に子供の場合は体育や部活などで体を動かす機会は多いですし、大人もお酒を飲みたい人は多いでしょう。

そこで今回、予防接種の際の運動や飲酒、入浴などの気をつける点などを解説していきます。

インフルエンザの予防接種後の際の注意点

  • 運動:予防接種した当日は激しい運動は控える。翌日(24時間後)に体に異常がなければ激しい運動もOK。
  • お風呂:基本OKだが、発熱など副反応が(副作用)ある場合は控える。
  • お酒:予防接種前日、当日ともに大量に飲まなければ問題ない。予防接種後に副反応が見られる場合は治るまでお酒は控える。

副反応の詳細についてはこちらをご覧ください。
インフルエンザ予防接種の副反応(副作用)|症状の種類や確率・対処法について

では詳細に説明していきます。

予防接種後の運動について

日常的な動作であれば多少歩いたり軽く走ったり、自転車に乗ったりしても問題ありません。

しかし、長時間の運動や息が上がるような激しい運動は、
予防接種当日は控えましょう。

インフルエンザの予防接種後は24時間は体が副反応(副作用)を起こす可能性があるので、
安静にして経過の様子を見る必要があるのです。

一般的にインフルエンザ予防接種の副反応は、
注射箇所が腫れたり熱を持ったり、発熱、悪寒、嘔吐、倦怠感など、軽微なものです。

しかし、ごくまれにアナフィラキシーショック、ギランバレー症候群、肝機能障害など、
重篤な副反応が見られるケースもあります。

激しい運動はこれら副反応が起きないことを確認してから行う必要があるのです。

また、軽い副反応の場合は2~3日で治まりますが、
激しい運動で症状が長引いたり酷くなったりすることもあります。

なので、翌日に体に異常があればそれが治るまで激しい運動を控えましょう。

まとめると以下の通り。

  • 予防接種当日は体調に異常がなくても激しい運動はNG
  • 翌日も異常がみられなけれ激しい運動をしてもOK
  • 副反応が起こっていればそれが治るまで激しい運動はNG(2~3日)

ちなみに、予防接種の前に激しい運動をする分には構いません。
ただ、それでも予防接種の前1時間前には運動を切り上げましょう。

予防接種後のお風呂について

インフルエンザ後の入浴については基本問題ありませんが、
何点か注意すべきことがあります。

  • 予防接種から1時間以上間隔を開ける
  • 長時間の入浴を控える
  • 発熱、嘔吐、倦怠感など、体調に異常がある場合は控える
  • 体を洗う際など注射箇所は避ける

予防接種から1時間は特に副反応に注意する必要があるため、
その間は入浴は控え、安静にして体調の変化を観察しましょう。

また、長時間の入浴は体力を使うためNGです。

特に体が異常がみられる場合は入浴により症状を悪化させやすいので、
入浴は控えるべきです。

症状が軽い場合は軽くシャワーで済ませましょう。

また、入浴の際以外でもいえるのですが、
注射箇所を擦ったり揉んだりすると細菌が入りやすく、炎症を起こしやすいので触れないようにしましょう。

予防接種前日・当日の飲酒について

お酒については予防接種の前日も当日も、
飲み過ぎなければ問題ありません。

ただし、二日酔いが残ったり体調を崩すほどお酒を飲むのは当然いけません。

その状態で予防接種をしたり予防接種をした後にお酒を大量に飲むと、
副反応が起こりやすくなるのです。

予防接種後に副反応が見られなくても、
当日お酒を飲むなら飲みすぎないように気をつけましょう。

もし副反応が見られる場合は長引いたり症状が悪化するのを防ぐため、
副反応が治るまでお酒は控えましょう。

あとがき

以上、インフルエンザの予防接種の際の運動や入浴、飲酒の注意点についてでした。

インフルエンザの予防接種後は副反応が表れる可能性があるので、
注意が必要ということです。

ちなみに、この他予防接種の基本的な知識についてはこちらをご覧ください。
【2017年】インフルエンザ予防接種の時期・料金・効果の期間