大事な借用物を紛失した時の詫び状の書き方のポイントと例文

大事な借りものを失くしてしまうことは誰しも経験するものです。

もし物を借りた相手が目上の人や、仕事上の関係者であったり、借りたものが高級なものであったりする場合は、お詫び状を書くことで自分の謝罪の意を相手に最大限伝えることが出来ます。

今回は、借用物を紛失してしまった際のお詫び状の書き方に空いて説明していきます。

借用物が紛失してしまった時に書く詫び状のポイント

まず、詫び状を書く際のポイントについて、3つポイントを挙げます。

1.迅速に対応する

借りたものを紛失した時は、
中々相手に言い出せずに後回しにしてしまいがちです。

しかし、時間が経てば経つほど相手には言い難くなりますし、
相手に言った時の心象は悪くなります。

まず心当たりのあるところを探すのは大前提ですが、
見つからないと思った時はすぐさま詫び状にて打ち明けるのがベストな対応です。

2.弁償、補償の意を記載する

多くの場合、
相手からしたら一番の心配は「弁償してもらえるのかどうか?」ということです。

「言葉だけで終わりにするのではなく、きちんと弁償する意志がある」
ということを明確に記載することは重要なのです。

ただし、“現金を払えばいいだろう”という風な態度を感じさせないように、
誠意ある言葉も不可欠になります。

3. 具体的な状況も記載する

相手には「きちんと探したけど見つかりそうにない」という状況を把握して貰う必要があります。

そのため、より具体的に、
紛失した状況や、自分が取った行動を記載しましょう。

またそれが誠意にも繋がります。


それでは、実際に詫び状の例文を見ていきましょう。

借用物紛失の詫び状の例文

前略先日はお忙しい中、我が家にお越しくださり有難うございました。
皆も山田様と楽しい時間が過ごせたことに喜んでおります。
有難う御座いました。
突然ではございますが、実は今回お詫びしなければならないことがあり、お便りをお送りしている次第です。
お詫びというのは先日お借りしました山田様の万年筆を紛失してしまいました。

恐らく取引先の社内で紛失したのだと考えております。
紛失に気付いたのは紛失したその日の帰社中でしたので、再度取引先に戻り確認をしたのですが、出てきませんでした。
万年筆が見付かった場合、取引先よりこちらに連絡が入るように私の連絡先を伝えておいたのですが未だ連絡がありません。

このまま取引先からの連絡を待つだけでは、山田様に対して失礼なので、弁償させていただけませんでしょうか。
弁償と簡単に申し上げましても、山田様にとってこの万年筆は二つとない物だと存じております。 ですが私は可能な限り山田様へ償いをしたいと考えております。
どうか山田様のご意向をお聞かせいただけませんでしょうか。

このような不祥事を行いながら詫び状にて許しを請うことが、どれ程非礼であるかは重々承知しております。
近日中に山田様にお詫び申し上げに参りますが、山田様にお会いする前に取り急ぎ詫び状を出させていただきお詫びを申し上げます。
大変申し訳ありませんでした。
早々
平成○○年○月○日

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